直帰率が高いとダメなのか?大丈夫!文字数と滞在時間をみて見よう!
Googleアナリティクスに表示される「直帰率」、
画面をなんとなく眺めていたら「こんなに高いのか!?」
って思ったことがありませんか?
「大丈夫です。それでいいのかもしれませんよ。」
今回はそんな内容の記事です。
直帰率とはそもそも何か?
簡単に言えば直帰率とは、そのサイトの1ページ目だけに訪れて、すぐに離脱した比率のことです。
「直帰したセッション数÷閲覧開始数」という計算式で割り出しますが、
計算式にすると想像しにくいし、アナリティクスで数字がわかればよいので、
「計算式なんかどうでもいいです」。
単純に「2つのパターン」がある、と思う程度で構いません。
例えば高校野球の試合を例にとると、
パターン1
夏の甲子園の試合を観に来たが「1回表で暑くてつまらなそうなので」家に帰った観戦者の比率
パターン2
夏の甲子園の試合を観に来たが「1回表で、応援している高校が勝つってわかったから」家に帰った観戦者の比率
もちろん夏の甲子園は最後まで見ないと勝敗はわかりませんが、、
Webサイトはそんなことはありません。
ちなみに余談ですが、
「甲子園でいう1試合がアナリティクスでいう1セッション」ですね。
ユーザーが「戻るボタンを押すとき」とは裏を返せば次のようなときです。
- 求めていた内容と違ったとき。
- 読みづらかったとき。
- 重くてなかなか読み込まれなかったとき。
- 広告だったとき。
- 難しいそうで読む気が失せたとき。
- 調べたいことがすぐにわかったとき。
これらの中で、ユーザーの役に立っているものと役に立っていないものがありますね。
また、5番はユーザーが持っている知識によって役に立つかどうかが異なります。
ということで、直帰率はそもそも、高いから悪い、とは一概には言えません。
それはユーザーの印象が良い場合と悪い場合があるからです。
悪い印象
「なんか違う」って思われてすぐに立ち去った
良い印象
「OKわかったありがとう」って思われてすぐに立ち去った
後者のように、ユーザーにとって「良い」印象にもかかわらず、直帰率が高くなる可能性も大いにあります。
ユーザーがそのサイトに来訪して、数秒で悩みや不安が解決することも十分にあるのです。
直帰率が高いとダメなのか?
直帰率には「良い印象で高い」場合もありますが、
「悪い印象で高い」場合はどうすればいいのでしょうか?
「あまり気にしなくて構いません」というのが結論です。
特に、アナリティクスの「ホームページにある直帰率」は気にすることはありません。
そのサイトの全てのページの平均直帰率ですから、参考程度に見ておけばよいでしょう。
アフィリエイトのブログで、ユーザーが商品ページに移動したときは、良いか悪いかの評価もできません。
そのため、直帰率を単体で見るというよりは、
そのページの「文字数」と、「滞在時間」を比べて、「直帰率を評価」することです。
まず、日本人が文章を読むときには、
「1分間で400〜600文字」くらいのスピードで、
「約3分間」集中して読める
そうですが、漠然としているので、次のようなステップで見てみるとよいでしょう。
ベースとなるページを決めます
ベースとなるページの読まれる速度を計算します
そのページの文字数を滞在時間で割り算すると、1分あたりや1秒あたりなど数字が出てきますね。出てきた数字がそのページが読まれる速度です。
直帰率の高いページを見つけます
アナリティクスから直帰率の高いページを見つけて、滞在時間を見てみれば、そのページが「どれだけの文字数を読まれているか」がわかります。
改善するかどうか決めます
直帰率が高くても構わないかどうかを評価します。
評価するときのポイント
- 文字数もそれなりにあるが、滞在時間が10秒以下の場合は問題外。すぐに改善です。
- その記事の中にアフィリエイトなどの外部へのリンクがあり、そこまで読んでくれているかどうか
- ベースとなるページより直帰率が高くて、読まれている文字数が低ければユーザーの役に立っていない可能性が高い。
直帰率を改善する方法とは?
ユーザー目線になる
結局のところ、どれだけユーザー目線になっているか、に尽きるのですが、
まずは記事を最後まで読んでもらうようにするには、
直帰率を下げるポイント1
- 内容が読み手から求められているようなストーリーになっているか
- 次に読んでほしいページへの導線が確保できているか
です。これにはWebライティングのスキルが求められます。
Webライティングについては次の記事を参考にしてみて下さい。
Webサイトからの来訪者がもっと増えるような文章を書きたい!と思う方が、まず最初に抑えるべき大事なことを解説しています。Webライティングとは何か?記事を書く前にしっかりと意識しておくことについて解説しています。
ユーザーのニーズを把握する
ユーザーが、「どのような気持ちになってその記事にたどり着いたのか?」を深く考えてみましょう。
その答えは1つ「何も考えていない」のです。
つまり、
直帰率を下げるポイント2
- どれだけ素人目線になれるかどうか
が決め手になります。
特に深い専門知識を持っている方は、
このような素人目線になることは難しいのかも知れませんね。
この辺のコツを下記の記事で解説していますので、ぜひ読んでみてください。
【図解】キーワードと検索結果からユーザーニーズを把握する逸なコツ
この記事では、特にこれからWebサイトを作成して行こうと思っている方のための「ユーザーニーズを簡単に捉えるコツ」について紹介しています。ユーザーニーズは、あなたが持っている知識ではなく、検索結果の画面から見つけることができます。といった内容です。
ページのファーストビューを見直す
文字数がそれなりにあり、滞在時間が10秒以下の問題記事は、ユーザーが訪問してきて第一印象で切られている可能性があります。
直帰率を下げるポイント3
- タイトルとページの一番最初に見える内容(ファーストビュー)の整合性を確認してみる
- 誤字、脱字、意味不明な内容の文章が書かれていないか確認してみる
- 読み込み速度が遅く、表示されるまで時間がかかってないか確認してみる
まとめ
直帰率はとにかく「個別のページ」単位でみていくことです。
直帰率が高くても滞在時間が長ければ、訪問者にしっかり読まれているぺージです。
SEOは「更新ありき」なので、アップデートするページを見つける簡単な方法という視点で利用するのもいいでしょう。
直帰率が計算できているとうことは、サイトへの来訪があり、キーワードが効いている証拠です。