心理学を応用した言葉の魔法!セールスライティングとは何か?【看護師さんの実例付き】
医学生さんや看護師学生さんは、心理学を必須で勉強しなければならないそうです。
それは、必ず人と関わる仕事をしていくからです。
「それ欲しい!」「それやりたい!」
と人を行動に導く言葉の魔法「セールスライティング」
セールスライティングは、その心理学を応用して、
人間の脳、深層心理、思考のクセをしっかりと分析、理解した上で書かれています。
- ブログのタイトルをうまく書けない
- 人を動かす文章を書きたい
とお悩みの方の一助となるよう、この記事では「心理学を応用したセールスライティング」をご紹介します。
人を行動に導く表現とは?
ファーストインプレッションの法則
私たち人間の脳は
「論理(ロジック)」より先に「感情(エモーション)」が働く
ように配線されています。
例えばあなたは、
「最初からあれこれと理屈っぽい人と」
「面白くて、感動的な言葉を投げかける人」
どちらが好きですか?
多くの方は、後者が好きだと思います。
そのため、第一印象で何かを表現するようなキャッチコピーを書くときは「人の感情(エモーション)に訴えかけるような」文章にするべきなんですね。
選択のパラドックス理論(選択回避の法則)
脳は選ぶものが多いと、混乱して思考を止めてしまう性質を持っています。
例えば、次のような経験はないでしょうか?
クローゼットに山のように服があり、
服の多さに選ぶ気力がなくなって、結局いつも着ている服を選んでしまったこと。
また、あえて違うものを選んでみたが、一番よかったと確信が持てず、その服で出かけても、あまり満足感が得られなかったこと。
看護師さんの話では、医学の進歩とともに治療の選択肢が増えたことはいいことだけど、その治療の選択に迷ってしまい、患者さんは結局、どの治療も選べず無力感や不安感を抱いている。
このことは家族でもない看護師さんにも伝わる程になっている。無力感や不安感を乗り越えて、1つの治療法を選択した結果、選択しなかった治療の方が良かったのかもしれないと後悔してしまう患者さんも多くいる。
そうです。
多すぎる選択肢は返って逆効果ということです。これが「選択のパラドックス理論」です。
では、選択肢はどのくらいが適当なのでしょうか?
次の「極端」を避ける脳の仕組み、「ゴルディロックス効果」の心理現象で説明しますね。
ゴルディロックス効果(極端回避の法則)
例えば、人間の赤ちゃんに
- 複雑に書かれた配列の絵
- 程良い配列の絵
- 何も無い真っ白な紙
この3つを見せたとき、「程良い配列の絵」を視点をそらさず、見続けるようになるそうです。
人は赤ちゃんの頃から、「心地よい程良さ」があり、極端なものを避けるように脳が作られているということです。これを「ゴルディロックス効果」といい、
この脳の仕組みや心理から、
人間が判断する適当な選択肢は「3つ」に絞り込むとよい
とされています。
さらに、真ん中に1番のオススメを持ってくると、その真ん中を多くの人は選択するとのことです。
日本では、この心理学効果を「松竹梅の法則」とも呼んでいるそうです。
例えばお寿司屋さんで、
梅コース 2300円
竹コース 4300円
松コース 8800円
の3つのコースがある場合「真ん中の竹コースを選択する人が多い」ことからきているらしいのですが、
あなたもこのような場面で真ん中を選んだ経験ありますか?
筆者の身内に寿司屋の大将がいるのですが、
お客様には、竹コース4300円を選ぶと満足してもらえるように、かつ、お店が儲かるようにメニューを作っている
そうです。
まとめ
今回は、人間の心理を利用して文章を書くセールスライティングの基本をご紹介させていただきました。
人間の心理を巧みに利用して、気持ちよく行動させる文章を作りだすセールスライティングですが、
今後もこのインターネット時代に必要なスキルであることは間違いありません。
また、このスキル向上で、営業力、恋愛、人間関係を良くすることができるようなので、是非勉強してみてください。